26PM087|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
獲得性吃音の特徴はどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
脳損傷などに伴う獲得性吃音では、発達性吃音にみられる発話前の予期不安や回避・二次的心理反応が乏しいことが典型です。
解説
獲得性、特に神経原性吃音は、脳卒中、頭部外傷、神経変性疾患など中枢神経系の病変後に生じます。語頭だけでなく語中を含むさまざまな位置・語類で非流暢性が現れ、音読、復唱、自発話など場面による変動が発達性吃音より小さい傾向があります。同じ文を繰り返すと流暢になる適応効果も乏しく、斉読や歌唱など環境条件による改善が限定的です。発症前に長い吃音経験がないため、吃ることへの予期不安、強い回避、心理的コンプレックスが形成されていない例が多いです。ただし個人差や経過による心理反応はあり、「絶対にない」とはせず代表的特徴として理解します。
選択肢の確認
1.「適応効果が高い」は神経原性では反復による改善が乏しいため×です。
2.「予期不安がない」は発達性吃音に比べ乏しい典型を示し○です。
3.「環境要因の影響を受けやすい」は場面差が比較的小さいため×です。
4.「中枢神経系疾患には随伴しない」はむしろ代表的原因なので×です。
5.「心理的コンプレックスが生じやすい」は長期の発達性吃音ほど典型ではなく×です。
覚えるポイント
獲得性吃音は突然発症、中枢病変との時間関係、語内の広い位置での非流暢、適応効果・予期不安の乏しさを確認します。