27PM088|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
流暢性形成訓練で適切でないのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
足で床を蹴る動作は発話阻止を抜けるための随伴運動になり得て、流暢性形成の技法ではありません。
解説
流暢性形成訓練では、喉頭に急な衝撃を与えず呼気と発声をゆるやかに開始する軟起声、子音で舌・口唇を強く押し付けない軽い構音接触、音節をわずかに延ばして速度を下げる連続的発声を用います。意味単位で適切に区切るフレージングと呼吸調整も、過度な速さ・緊張を減らします。これらを単語から文、会話、実生活へ段階づけ、最終的には自然なプロソディへ近づけます。床を蹴る、手を振る、瞬目する等は一時的に言葉が出た経験から習慣化する逃避・随伴行動で、身体努力を増し、別の場面へ般化しにくいため訓練では減らします。
選択肢の確認
1.「軟起声」は声帯を穏やかに振動開始させる流暢性形成技法で×の内容です。
2.「軽い構音接触」は調音器官の過緊張を減らす技法で×の内容です。
3.「やや引き伸ばす発話」は速度と急な移行を調整する技法で×の内容です。
4.「適度なフレージング」は呼吸・意味単位を整える技法で×の内容です。
5.「足で床を蹴りながら発話」は随伴運動を強化するため不適切で○です。
覚えるポイント
流暢性形成は柔らかい開始・軽い接触・緩やかな連続・適切な区切りです。力む逃避動作は増やしません。