19AM088第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

吃音

成人の吃音の評価として確認する必要性が低いのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

成人吃音の評価では、表面症状だけでなく、起こりやすい場面、本人の知識・認識、コミュニケーション態度を確認する。通常の話声位は相対的に必要性が低い。

解説

吃音は音・音節の繰返し、引き伸ばし、阻止などの中核症状に加え、随伴運動、回避、予期不安、場面差、生活参加への影響を含む。成人では長年の経験を通して形成された考え方やコミュニケーション態度が治療目標と方法の選択に大きく関わるため、症状頻度だけでは評価が足りない。吃音についてどのように理解しているかも、誤解や自己責任感を修正する支援の出発点になる。話声位は声の高さに関する音声評価項目であり、声の障害を併存しない限り、吃音評価の中核項目ではない。

選択肢の確認

1.「話声位」:話声位は日常発話の基本周波数域を表し、音声障害では重要だが、成人吃音の流暢性と心理社会面を捉える必要性は相対的に低い。
2.「現在の吃音症状」:現在の吃音症状は繰返し、引き伸ばし、阻止、緊張、随伴運動などを把握し、重症度と介入標的を決める基本情報である。
3.「吃音を生じやすい場面」:吃音を生じやすい場面を知ると、相手、人数、電話、時間圧などの条件と回避行動を具体的に分析できる。
4.「吃音についての知識」:吃音についての本人の知識や信念は不安、自己評価、治療期待に影響するため、説明と協働的目標設定に必要である。
5.「コミュニケーションに対する態度」:コミュニケーションに対する態度は発話回避や社会参加制限を捉え、症状頻度だけでは分からない生活上の困難を示す。

覚えるポイント

成人吃音は『話し方』だけでなく『どこで、どう感じ、どう避け、生活に何が起きるか』まで評価する。声の高さは中心ではない。

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