20PM088|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
吃音の指導・訓練でないのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
吃音の指導には環境調整、流暢性形成、メンタルリハーサル、遅延聴覚フィードバックなどがあります。「聴覚刺激」は独立した吃音訓練法の名称ではありません。
解説
幼児期には保護者の話す速度や質問量、交替の時間、競争的会話を調整し、話しやすい環境を作ります。流暢性形成法はゆっくりした発話、軽い構音接触、滑らかな開始、連続発声などを体系的に練習します。メンタルリハーサル法は困難場面で落ち着いて話す過程をイメージし、情動と行動を準備します。遅延聴覚フィードバックDAFでは本人の声をわずかに遅らせて返し、一時的な流暢性変化を利用します。一方、単に音を聞かせる「聴覚刺激」は失語症刺激法などで使われる一般語で、吃音の標準的な指導・訓練法として特定された名称ではありません。
選択肢の確認
1.「環境調整法」は会話速度や応答時間など周囲を整える吃音支援です。
2.「聴覚刺激」は吃音に固有の指導・訓練法ではないため正答です。
3.「流暢性形成法」は発話速度、開始、構音接触などを変えて流暢な発話様式を形成します。
4.「メンタルリハーサル法」は困難場面を心的に練習する指導法です。
5.「聴覚遅延フィードバック法」は自己音声を遅らせて提示する吃音への方法です。
覚えるポイント
吃音訓練は「環境・発話運動・認知情動・フィードバック」を扱います。DAFは聴覚を使いますが、単なる「聴覚刺激」とは区別します。