28PM087第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

吃音

流暢性障害への対応で誤っているのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

Lidcombeプログラムは主に幼児期の発達性吃音へ保護者が日常場面で言語的フィードバックを行う治療で、クラタリングの代表対応ではない。

解説

クラタリングは発話速度が速く不規則で、音節脱落、構音不明瞭、自己モニター低下を示すため、速度調整、明瞭な音節、ポーズ、自己録音などを用いる。Lidcombeは幼児の発達性吃音に対するオペラント原理の直接介入である。神経原性吃音にはペーシングボード等で速度・リズムを整え、心因性では背景へのカウンセリングを含める。幼児期は家族・環境調整、学童期は本人の認知・感情も考慮し流暢性形成法などを選べる。

選択肢の確認

1.「クラタリング―リッカムプログラム」:誤りで正答。Lidcombeは幼児発達性吃音向けで、クラタリングの標準的対応でない。
2.「神経原性吃音―ペーシングボード」:正しい。外的なマス目・テンポで発話速度と区切りを調整する。
3.「心因性吃音―カウンセリング」:正しい。発症に関連する心理社会的要因と発話不安を扱う。
4.「幼児期発達性吃音―環境調整」:正しい。会話の時間圧を下げ、保護者とのやり取りを整える。
5.「学童期発達性吃音―流暢性形成法」:正しい。ゆっくり滑らかな発話パターンを系統的に練習する。

覚えるポイント

吃音の発症型・年齢・本人の困り・自己認識で選ぶ。手技名だけを全流暢性障害へ当てはめない。

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