27AM005|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
良性腫瘍の特徴はどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
良性腫瘍と悪性腫瘍を、増殖様式、細胞異型、浸潤、転移の有無で比較する。良性腫瘍は一般に境界が明瞭で、周囲を押しのけるように増大する。
解説
良性腫瘍に典型的なのは膨張性増殖である。腫瘍が周囲組織を圧排しながら増え、被膜を伴うことも多く、境界が比較的明瞭である。一方、悪性腫瘍は異型性が強く、周囲へ浸潤性に増殖し、リンパ行性・血行性転移や体腔内播種を起こし得る。良性でも局在により重篤な圧迫症状を生じることはあるが、転移を基本的特徴とはしない。
選択肢の確認
1.「播種」:誤り。腹膜・胸膜などの体腔面に腫瘍細胞が散布される悪性腫瘍の進展形式である。
2.「異型性」:誤り。形態や配列が正常組織から大きく逸脱する強い異型性は悪性を示唆する。
3.「膨張性」:正しい。周囲を圧排して境界明瞭に増殖する良性腫瘍の典型である。
4.「血行性転移」:誤り。血管へ侵入し遠隔臓器へ転移する悪性腫瘍の性質である。
5.「リンパ行性転移」:誤り。リンパ管を介して所属リンパ節などへ広がる悪性腫瘍の性質である。
覚えるポイント
良性は膨張性・境界明瞭・転移なし、悪性は浸潤性・異型性・転移ありを基本軸にする。