27AM015第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床神経学

心原性脳塞栓症の原因で最も多いのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

心臓内で形成された血栓が脳動脈を閉塞する心原性脳塞栓症の主要原因を選ぶ。高齢者に多い非弁膜症性心房細動と左房内血栓の関係が中心となる。

解説

心房細動では心房が有効に収縮せず、特に左心耳内で血流がうっ滞して血栓が形成される。この血栓が剝離して大動脈から脳動脈へ流入すると、突然発症する心原性脳塞栓症となる。塞栓が比較的大きく、皮質枝を含む広範な梗塞や出血性梗塞を来しやすい。心筋梗塞後の壁在血栓、心筋症、弁膜症、心臓腫瘍なども塞栓源となるが、頻度では心房細動が最も重要である。

選択肢の確認

1.「心筋症」:誤り。収縮低下などから心内血栓を生じ得るが、最多原因ではない。
2.「心臓腫瘍」:誤り。左房粘液腫などが塞栓源となり得るものの稀である。
3.「心房細動」:正しい。左房・左心耳の血流うっ滞から血栓を形成する代表的かつ最多の原因である。
4.「心筋梗塞」:誤り。広範前壁梗塞などで左室壁在血栓を形成することはあるが、心房細動より少ない。
5.「心房中隔瘤」:誤り。卵円孔開存を伴えば奇異性塞栓に関与し得るが、最多ではない。

覚えるポイント

心原性脳塞栓症を見たらまず心房細動を考え、塞栓予防にはリスク評価に基づく抗凝固療法が重要となる。

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