28AM015|第28回 言語聴覚士国家試験 過去問
ギラン・バレー症候群で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
Guillain–Barré症候群は、上気道炎や胃腸炎などの先行感染後に自己免疫機序で末梢神経が障害される急性炎症性多発根ニューロパチーである。先行感染が正しい。
解説
Campylobacter jejuni、サイトメガロウイルスなどへの感染後、分子相同性を介した抗体が末梢神経髄鞘・軸索へ反応すると考えられる。急速に進む左右対称性筋力低下と腱反射低下・消失が中心で、感覚異常や疼痛、自律神経症状、顔面・嚥下・呼吸筋障害も起こり得る。髄液では細胞数増加が乏しいのに蛋白が上昇する蛋白細胞解離を示す。上位運動ニューロン徴候であるBabinski反射陽性や腱反射亢進は典型像と反対である。
選択肢の確認
1.先行感染:正しい。感染後数日〜数週で神経症状が始まることが多い。
2.感覚障害なし:誤り。しびれ、異常感覚、疼痛などを伴い得る。
3.腱反射亢進:誤り。末梢神経障害なので低下・消失が基本である。
4.髄液蛋白低下:誤り。蛋白上昇と細胞数正常に近い蛋白細胞解離を示す。
5.Babinski陽性:誤り。錐体路徴候ではなく末梢性麻痺が中心である。
覚えるポイント
先行感染+上行性筋力低下+腱反射低下+髄液蛋白細胞解離ならGuillain–Barré。