27AM071|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
前言語期における指導で適切でないのはどれか
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
前言語期の支援は、物や人への関心、共同注意、自発的働きかけ、行為と他者反応の因果理解を育てる。遊びの形を正確に再現させること自体を目標にしない。
解説
前言語期には、子どもが興味を示す物へ一緒に注目し、探索を広げ、視線・表情・身振り・発声など小さな働きかけに大人が意味のある応答を返す。このやり取りから「自分が働きかけると相手が応じる」という随伴性と伝達意図が育つ。努力や成功を具体的に認め、自発性を支えることも重要である。一方、大人のパターン遊びを正確に模倣させることを優先すると、子どもの意図や相互作用より形式の再現が目的となり、前言語期指導として不適切である。
選択肢の確認
1.「物への注目や探索行動を促す」:適切。対象への関心と操作は共同注意・象徴発達の基盤になる。
2.「努力してできたことをほめる」:適切。成功経験と人との情緒共有を強め、自発的行動を支える。
3.「人に働きかける自発性を育てる」:適切。要求・叙述など意図的コミュニケーションの土台となる。
4.「パターン的な遊びを正確に模倣」:不適切で正答。形式的正確さより、楽しい相互作用と自発性を重視する。
5.「行為に大人の反応が返る因果に気づかせる」:適切。コミュニケーションの随伴性を学ぶ重要な経験である。
覚えるポイント
前言語期は正誤訓練ではなく、共同注意、交互性、随伴性、模倣、自発的意図を遊びの中で育てる。