27AM076第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

音声障害

手術の適応とならない疾患はどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

器質的・構造的病変や気道確保を要する病態と、ウイルス性急性炎症で保存的治療を行う病態を区別する。仮性クループは原則として手術適応にならない。

解説

仮性クループは主に乳幼児のウイルス性喉頭気管炎で、声門下浮腫により犬吠様咳嗽、吸気性喘鳴、嗄声を来す。重症度に応じて安静、酸素、ステロイド、アドレナリン吸入などで気道浮腫を軽減し、通常は病変を切除する手術の対象ではない。声帯ポリープ、声帯横隔膜症、ポリープ様声帯は症状・程度に応じ喉頭微細手術などを行い、両側反回神経麻痺で重い気道狭窄があれば気管切開や声門開大術を検討する。

選択肢の確認

1.「声帯ポリープ」:誤り。保存的音声治療で改善しない例などでは喉頭微細手術による摘出が適応となる。
2.「声帯横隔膜症」:誤り。前交連部などの膜状癒着を切開・再癒着防止する手術を行い得る。
3.「仮性クループ」:正しい。急性ウイルス性炎症であり、薬物・呼吸管理が中心で通常は手術適応でない。
4.「ポリープ様声帯」:誤り。禁煙・音声管理に加え、高度病変では余剰粘膜や内容物を処理する手術を行う。
5.「両側反回神経麻痺」:誤り。呼吸困難が強ければ気管切開や声門開大を目的とした手術が必要になる。

覚えるポイント

クループはまず気道重症度を評価しステロイド・アドレナリン吸入、構造病変や固定性気道狭窄では手術を検討する。

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