113B015|第113回 歯科医師国家試験 過去問
乳歯列期において成長とともに値が小さくなるのはどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
乳歯列は成長に伴って歯列弓幅が増し、咬耗や顎の発育によって前歯部の深い被蓋が浅くなります。したがって小さくなるのはオーバーバイトです。
解説
乳歯列完成直後には前歯部の垂直被蓋が比較的深くても、成長に伴う顎骨・歯槽部の発育、乳歯咬合面の咬耗、乳臼歯部の咬合関係の変化などによってオーバーバイトは次第に減少します。永久前歯の交換期へ向けて、歯列は幅径を増し、空隙も生じ得ます。
リーウェイスペースは、乳犬歯・第一乳臼歯・第二乳臼歯の歯幅総和と、それぞれの後継永久歯の歯幅総和との差です。個々の歯の大きさに基づく潜在的空隙であり、乳歯列期の成長に伴って小さくなる値としては扱いません。
選択肢の確認
a.オーバーバイト
正しい。成長や乳歯の咬耗に伴い、乳前歯の垂直的被蓋は浅くなる傾向があります。
b.上顎歯列弓幅径
誤り。顎・歯槽部の成長に伴い、上顎歯列弓幅径は増加します。
c.下顎歯列弓幅径
誤り。下顎でも成長に伴い歯列弓幅径は増加します。
d.上顎リーウェイスペース
誤り。乳犬歯・乳臼歯と後継永久歯の歯幅差であり、成長により小さくなる指標ではありません。
e.下顎リーウェイスペース
誤り。上顎と同様に歯の近遠心幅径差から決まるため、本問の成長変化を示しません。
覚えるポイント
- 乳歯列では成長に伴いオーバーバイトが減少します。
- 歯列弓幅径は成長に伴い増加します。
- リーウェイスペースは乳歯群と後継永久歯群の歯幅差です。
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