113B019|第113回 歯科医師国家試験 過去問
器械的矯正力と顎整形力を発揮するのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a
この問題のポイント
歯を移動させる器械的矯正力と、成長期の顎骨へ作用する顎整形力の両方を発揮できる代表的な顎外装置がヘッドギアです。
解説
ヘッドギアは、フェイスボウなどを上顎大臼歯へ連結し、頭部・頸部を固定源として後方への力を加えます。比較的軽い力では大臼歯の遠心移動や固定源強化という器械的矯正作用を得られます。成長期により大きな力を用いると、上顎骨の前方成長を抑制する顎整形作用も得られます。
他の選択肢はいずれも口腔内装置で、習癖除去、保隙、歯の移動、固定源強化などに用いますが、頭蓋・顎骨へ顎外力を伝える装置ではありません。
選択肢の確認
a.ヘッドギア
正しい。歯の遠心移動・固定源強化と、上顎骨の成長抑制の両方に利用できます。
b.タングクリブ
誤り。舌突出癖を抑え、舌の位置を改善する習癖除去装置です。
c.リンガルアーチ
誤り。保隙、固定源強化、軽度の歯の移動に使う口腔内装置で、顎整形力は発揮しません。
d.トランスパラタルアーチ
誤り。左右上顎大臼歯を連結して固定源や大臼歯位置を調整する装置です。
e.Nanceのホールディングアーチ
誤り。口蓋のアクリルボタンを固定源として上顎大臼歯の近心移動を抑える保隙装置です。
覚えるポイント
- ヘッドギア=器械的矯正力+顎整形力です。
- 歯への作用は大臼歯の遠心移動・固定、骨格への作用は上顎成長抑制です。
- 口腔内保隙装置と顎外固定装置を区別します。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。