113B041|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科矯正学

矯正用器具の写真(別冊No. 5)を別に示す。 アーチワイヤーをブラケットに結紮するのに用いるのはどれか。2つ選べ。

113B041の問題画像
2つ選択
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正解: b・c

正答

b、c

この問題のポイント

写真の器具を先端形状と用途で識別します。結紮線を把持・締結してアーチワイヤーをブラケットへ固定するのは、イのHoweのプライヤーとウのリガチャータイイングプライヤーです。

解説

マルチブラケット装置では、ブラケットスロットへ入れたアーチワイヤーを細いリガチャーワイヤーでブラケットウイングへ結紮します。Howeのプライヤーは細い線やアーチワイヤーの把持・着脱・結紮に使用します。リガチャータイイングプライヤーは、結紮線を掛けて締める操作に適した専用器具です。

形が似たプライヤーでも、ワイヤーを屈曲するもの、ループを形成するもの、バンドを撤去するものでは作用部が異なります。先端の形と実際の操作を対応させます。

画像の確認

実画像では、ア〜オの5本のプライヤーが並び、イは細長い把持用の先端、ウは中央に結紮線を扱う機構を備えています。これに対し、アは鳥のくちばし状の屈曲用先端、エは段差のあるループ形成用先端、オはバンド撤去用の支持部を示します。

選択肢の確認

a.ア
誤り。アはバードビークプライヤーで、主に丸線の把持・屈曲に用います。

b.イ
正しい。Howeのプライヤーで、リガチャーワイヤーの結紮やアーチワイヤーの把持・着脱に用います。

c.ウ
正しい。リガチャータイイングプライヤーで、結紮線を締めてアーチワイヤーをブラケットへ固定します。

d.エ
誤り。ループフォーミングプライヤーで、角線などにループを形成する器具です。

e.オ
誤り。バンドリムービングプライヤーで、歯へ装着した矯正用バンドの撤去に用います。

覚えるポイント

  • Howeのプライヤー+リガチャータイイングプライヤー=結紮です。
  • バードビークはワイヤー屈曲、ループフォーミングはループ形成です。
  • バンドリムーバーは片側を咬合面へ支点としてバンドを外します。

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