113D010|第113回 歯科医師国家試験 過去問
骨格性開咬を伴う上顎前突の特徴はどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
骨格性開咬では下顎が後下方へ回転する長顔型を示し、Sella–Gnathionと基準平面のなすY軸角が増大します。
解説
Y軸は一般にセファログラム上のS–Gn線で、下顎の成長方向や顔面の垂直的傾向を示します。骨格性開咬では、下顎下縁平面が急傾斜となり、下顎骨は後下方回転を示します。このためY軸角と下顎下縁平面角は大きくなり、下顔面高が増大する高角型の顔貌となります。上顎前突を伴う場合は、上下顎前後関係を示すANB角も一般に増大方向です。
顔面角は下顎骨の前後的位置を反映し、下顎が後方位であれば小さくなる傾向があります。咬合平面も開咬傾向では急傾斜となり得るため「過小」は合いません。選択肢では、骨格性開咬の垂直的特徴を最も直接示すY軸角の過大を選びます。
選択肢の確認
a.ANBの過小
誤り。
上顎前突ではA点がB点より相対的に前方となるため、ANB角は一般に増大します。
b.顔面角の過大
誤り。
下顎の後方位や後下方回転を伴う場合、顔面角はむしろ小さくなる傾向があります。
c.Y軸角の過大
正しい。
下顎の後下方への成長・回転傾向を反映し、骨格性開咬で増大します。
d.咬合平面角の過小
誤り。
開咬型では咬合平面が急傾斜になることがあり、過小を特徴としません。
e.下顎下縁平面角の過小
誤り。
骨格性開咬の高角型では下顎下縁平面が急傾斜となり、この角度は増大します。
覚えるポイント
- 骨格性開咬は高角型・長顔型・下顎の後下方回転で考えます。
- Y軸角と下顎下縁平面角は増大します。
- 上顎前突の前後的指標ではANB角の増大が基本です。
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