114B014|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科矯正学

生後、鼻上顎複合体の前下方への成長に関与するのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: e

正答

e

この問題のポイント

生後の鼻上顎複合体は、周囲の縫合部で骨が添加されることにより、頭蓋底に対して前下方へ変位します。選択肢中で関与するのは前頭上顎縫合です。

解説

鼻上顎複合体の生後成長は、縫合性成長と表面の骨改造の組合せで起こります。前頭上顎縫合は前頭骨と上顎骨の間にある顎周囲縫合の一つです。鼻上顎複合体が頭蓋から前下方へ変位するのに伴って、縫合部へ新生骨が添加されます。

一方、上顎間縫合、鼻骨間縫合、正中口蓋縫合は正中線上にあり、左右方向の幅径成長と関係します。成長方向を問うときは、縫合の位置と骨が離開できる方向を立体的に考えます。

選択肢の確認

a.切歯縫合
誤り。切歯縫合は切歯骨と上顎骨の境界に対応する縫合で、鼻上顎複合体全体の前下方成長を担う主縫合ではありません。

b.上顎間縫合
誤り。左右の上顎骨の間にあり、主に幅径成長に関与します。

c.鼻骨間縫合
誤り。左右の鼻骨間の縫合で、鼻上顎複合体の前下方変位の代表的縫合ではありません。

d.正中口蓋縫合
誤り。口蓋の正中にあり、上顎歯列弓と口蓋の左右的成長に関与します。

e.前頭上顎縫合
正しい。顎周囲縫合として、鼻上顎複合体の前下方への成長に関与します。

覚えるポイント

  • 鼻上顎複合体は生後に前下方へ変位します。
  • その成長には顎周囲縫合での骨添加が関与します。
  • 正中の縫合は主に左右的な幅径成長と結び付けます。
  • 縫合名から、接する二つの骨と成長方向を立体的に思い浮かべます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 114B013114B015 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)