114B020|第114回 歯科医師国家試験 過去問
ある矯正装置の矯正力の作用様式を図に示す。 該当するのはどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a
この問題のポイント
横軸が時間、縦軸が力の大きさです。力が急に生じ、時間とともに0まで減衰した後、次の操作で再び生じる反復は拡大ネジの作用様式です。
解説
拡大ネジは、患者や保護者が指定された間隔でネジを回転し、装置の幅を段階的に広げる能動的矯正要素です。ネジ回転の直後に力が発生しますが、歯の移動、歯根膜の変形、装置や組織の応力緩和によって力は減衰します。次の回転時に再び大きな力が発生するため、グラフは周期的な三角形の反復になります。
弾線、アーチワイヤー、コイルスプリングは弾性変形の回復力を用い、一般には作用中の力が漸減しながらも継続するよう設計されます。力の時間的変化と、活性化操作の有無を結び付けるのが解法です。
画像の確認
実画像では、グラフの点線の各時点で力が高い値へ瞬時に戻り、その後は時間とともに直線的に0へ減少する形が3回反復しています。間欠的なネジ回転による再活性化を示す波形です。
選択肢の確認
a.拡大ネジ
正しい。ネジ回転のたびに力が立ち上がり、次の回転までに減衰する作用様式をとります。
b.補助弾線
誤り。弾性変形させた弾線の復元力を利用し、力が漸減しながら比較的持続して作用します。
c.アーチワイヤー
誤り。ブラケットに結紮されたワイヤーの弾性回復力による連続的な矯正力を利用します。
d.エラスティック
誤り。患者の着脱や交換によって作用が左右されますが、グラフのようなネジの定期的操作と対応する代表ではありません。
e.コイルスプリング
誤り。圧縮または伸展したコイルの弾性回復力を用い、通常は持続的な力を発生させます。
覚えるポイント
- 拡大ネジ=回転時に力が再上昇する間欠的な作用です。
- グラフ問題では、横軸、縦軸、0になる時点、再活性化の有無を読みます。
- 弾線・ワイヤー・コイルは弾性回復力を利用します。
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