114C076|第114回 歯科医師国家試験 過去問
矯正装置装着前の口腔内写真(別冊No. 33A)と歯科治療で用いる器具の写真(別冊No. 33B)を別に示す。 矢印で示すものを歯間に挿入する際に用いるのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b
この問題のポイント
矯正装置装着前に臼歯間へ挿入する青色のリングはエラストメリックセパレーターです。バンド装着のための歯間空隙を作るには、リングを広げて接触点を越えさせるセパレーティングプライヤーを用います。
解説
エラストメリックセパレーターは、臼歯の隣接面接触部へ数日間留置し、矯正用バンドが通るわずかな空隙を形成します。装着時は専用プライヤーの細い先端をリング内へ入れて開き、接触点を越えたところで緩めます。歯肉へ深く押し込まず、セパレーターの一部が咬合面側から確認できる位置に置きます。脱落や歯肉への迷入がないか、患者にも確認方法を説明します。
画像の確認
実画像では、Aの上顎第一大臼歯の近心・遠心歯間に青色のエラストメリックセパレーターが入り、黄色矢印で示されています。Bの「イ」は細い二本の先端をリング内へ挿入して把持・伸展できる形態で、セパレーター装着用プライヤーに一致します。
選択肢の確認
a.ア
誤り。幅のある平坦な把持面をもち、弾性リングを四方向へ広げる先端形態ではありません。
b.イ
正しい。細い先端でセパレーターを伸展し、歯間接触点を越えて挿入する器具です。
c.ウ
誤り。切断・把持用の先端形態で、セパレーターを均等に広げて装着する専用器具ではありません。
d.エ
誤り。リングハンドルをもつ止血鉗子様器具で、セパレーター装着の第一選択ではありません。
e.オ
誤り。屈曲した把持部をもつ矯正用プライヤーですが、写真のリングを広げる専用形態ではありません。
覚えるポイント
- バンド装着前の歯間分離には、エラストメリックセパレーターを用います。
- 装着器具は細い先端でリングを広げるセパレーティングプライヤーです。
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