114D057|第114回 歯科医師国家試験 過去問
不正咬合と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
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正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
下顎頭吸収は下顎後退・時計回り回転から開咬を、舌突出癖は前歯の唇側傾斜から上下顎前突を生じ得ます。
解説
進行性下顎頭吸収では下顎枝高が減少し、下顎が後下方へ回転して前歯部開咬を来します。顎関節症状や下顎後退を伴うことがあり、臨床所見と経時的画像で評価します。舌突出癖では嚥下・安静時に舌が上下前歯を前方へ押し、上下前歯の唇側傾斜と歯槽性上下顎前突を助長します。
叢生の主因は歯と歯槽基底の大きさの不調和などで、口唇閉鎖不全はむしろ前歯唇側傾斜と関連します。口呼吸は開咬や上顎歯列狭窄と、吸指癖は上顎前突・開咬と関連し、提示された組合せは合いません。
選択肢の確認
a.開咬 ― 下顎頭の吸収
正しい。
下顎枝高の減少と下顎の時計回り回転により、前歯部開咬を生じます。
b.叢生 ― 口唇閉鎖不全
誤り。
叢生は歯と顎骨の大きさの不調和などが主因で、口唇閉鎖不全との直接的組合せではありません。
c.過蓋咬合 ― 口呼吸
誤り。
口呼吸は長顔傾向、上顎歯列狭窄、開咬などと関連し、過蓋咬合とは結びつきません。
d.下顎前突 ― 吸指癖
誤り。
吸指癖は上顎前歯唇側傾斜、下顎前歯舌側傾斜、開咬を生じやすく、下顎前突の原因ではありません。
e.上下顎前突 ― 舌突出癖
正しい。
舌圧が上下前歯を唇側へ傾斜させ、歯槽性の上下顎前突を助長します。
覚えるポイント
- 下顎頭吸収は下顎後退・開咬を生じます。
- 吸指癖は上顎前突と開咬、舌突出癖は前歯唇側傾斜に関連します。
- 習癖が加える力の方向から不正咬合を考えます。
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