115C075第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科矯正学

顎矯正手術時の飛沫感染予防策として用いる個人防護具 (Personal protective equipment〈PPE)〉 はどれか。すべて選べ。

3つ選択
解答・解説を見る

正解: a・b・d

正答

a、b、d

この問題のポイント

個人防護具〈PPE〉とは、医療従事者が身に着けて飛沫・血液・体液への曝露を防ぐものです。ゴーグル、滅菌ガウン、サージカルマスクが該当します。

解説

顎矯正手術では、切削器具、吸引、洗浄などによって血液・唾液を含む飛沫が発生します。標準予防策に基づき、曝露が予測される部位を個人防護具で保護します。

ゴーグルは眼結膜への飛沫曝露を防ぎます。滅菌ガウンは術野の無菌性を保つとともに、皮膚・衣服への汚染を防ぎます。サージカルマスクは鼻・口の粘膜への飛沫曝露と術者から術野への飛沫を減らします。

口腔外バキュームは飛沫・エアロゾルを発生源近くで吸引する工学的対策です。滅菌覆布は患者・器械周囲を覆って清潔野を確保するバリアですが、医療従事者が装着するPPEではありません。

感染対策上のポイント
PPE、工学的対策、環境表面のバリアを区別します。PPEは手袋、マスク、眼の防護、ガウンなど、術者が身に着けるものです。

選択肢の確認

a.ゴーグル
正しい。
血液・唾液を含む飛沫から眼結膜を保護するPPEです。側方からの飛沫も防げる形態を使用します。

b.滅菌ガウン
正しい。
術者の皮膚・衣服を汚染から守り、清潔な手術野を維持するために着用するPPEです。

c.口腔外バキューム
誤り。
飛沫・エアロゾルを吸引する工学的対策であり、術者が身に着ける個人防護具ではありません。

d.サージカルマスク
正しい。
鼻・口の粘膜を飛沫から保護し、術者由来の飛沫が術野へ飛散するのを抑えます。

e.滅菌覆布〈ドレープ〉
誤り。
患者や周囲器材を覆って清潔野を作るバリアです。術者が身に着けるPPEには分類されません。

覚えるポイント

  • PPEは術者が身に着ける防護具です。
  • ゴーグル、マスク、ガウンはPPEです。
  • 口腔外バキュームは工学的対策、ドレープは清潔野を作るバリアです。

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