117A045|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科矯正学
治療計画立案にあたり、研究用模型から得られる情報はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
研究用模型からは、歯と歯列の立体的形態、咬合関係、歯列弓の状態など、形態計測に関する情報を得られます。
解説
研究用模型では、歯冠形態、歯列弓形態、叢生・空隙、歯の位置、overjet、overbite、臼歯関係、交叉咬合などを観察できます。上下顎模型を咬合させれば被蓋関係も評価できます。
色調、動揺度、筋活動やブラキシズムの頻度などは模型から直接評価できません。口腔内診査、写真、機能検査、問診を組み合わせます。
選択肢の確認
a.歯冠形態
正しい。
模型は歯冠の大きさ、形、咬頭・隆線、隣接関係などの歯冠形態を立体的に示します。
b.歯冠色調
誤り。
石膏模型は実際の歯冠色調を再現しないため、シェード評価には用いません。
c.被蓋関係
正しい。
上下顎模型を咬合させることでoverjet、overbite、交叉咬合などの被蓋関係を評価できます。
d.歯の動揺度
誤り。
歯の動揺度は口腔内で器具や指を用いて評価する臨床所見で、模型からは得られません。
e.ブラキシズムの程度
誤り。
ブラキシズムによる咬耗の痕跡は観察できても、その程度や頻度を模型だけで確定できません。
覚えるポイント
- 模型:歯冠形態、歯列弓、空隙、被蓋、咬合関係。
- 写真:色調・軟組織・顔貌。
- 口腔内診査:動揺、ポケット、粘膜、疼痛。