19AM065第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

脳性麻痺

脳性麻痺で正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

脳性麻痺の原因には、周産期の重度仮死に伴う低酸素虚血性脳症が含まれる。病変が非進行性でも、運動・姿勢障害と多様な合併症が残る。

解説

脳性麻痺では重度肢体不自由と重度知的障害が重複する重症心身障害の状態もあり得る。早産児の脳室周囲白質軟化症は両下肢へ向かう皮質脊髄路を傷害しやすく、痙性両麻痺の代表原因で、単麻痺ではない。核黄疸では大脳基底核障害からアテトーゼ型・ジスキネジア型が典型となる。出生時仮死は低酸素虚血により脳障害を生じる原因の一つである。またてんかん、知的障害、視聴覚障害、摂食嚥下障害などの合併は少なくない。

選択肢の確認

1.「重度肢体不自由と重度知的障害とを重複することはない。」:重度の運動障害と知的障害が重複する例はあり、重複しないという断定は誤りである。
2.「脳室周囲軟化症は痙性単麻痺の原因となる。」:脳室周囲白質軟化症は両下肢優位の痙性両麻痺を生じやすく、痙性単麻痺ではない。
3.「核黄疸によるものは痙性麻痺が多い。」:核黄疸は基底核を障害し、痙性型よりアテトーゼ・ジスキネジア型と関係する。
4.「原因として出生時の仮死による低酸素虚血性脳症がある。」:出生時仮死による低酸素虚血性脳症は脳性麻痺の原因となり得るため正しい。
5.「てんかんを合併することは少ない。」:脳性麻痺ではてんかんを合併する例も多く、少ないとはいえない。

覚えるポイント

PVL=痙性両麻痺、核黄疸=ジスキネジア、仮死=低酸素虚血性脳症という対応を押さえる。

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