19PM072第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

脳性麻痺

脳性麻痺の発話の特徴で正しいのはどれか。 a.鼻咽腔構音はない。 b.構音の誤り方は一定である。 c.声の大きさは一定である。 d.声の質は努力性である。 e.抑揚に異常が出やすい。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

脳性麻痺では呼吸・発声・共鳴・構音の運動制御が複合的に障害される。痙性などで声は努力性となりやすく、呼吸と発声の協調不良や筋緊張変動により抑揚にも異常が出やすいのでd・eが正しい。

解説

脳性麻痺の発話は病型と障害部位により多様で、構音器官の運動範囲・速度・協調が不十分になる。鼻咽腔閉鎖の運動障害から開鼻声や鼻咽腔関連の構音異常が生じ得る。随意運動の再現性が低く姿勢・緊張・発話長で状態が変わるため、構音誤りは必ずしも一定しない。呼吸支持の弱さや不随意運動により声量も変動する。筋緊張亢進では声門が過度に圧迫され努力性嗄声となり、発話速度、アクセント、イントネーションの不自然さも明瞭度を下げる。

選択肢の確認

1.a,b:誤り。a鼻咽腔構音がないとはいえず、b構音誤りも常に一定ではない。
2.a,e:誤り。e抑揚異常は正しいが、a鼻咽腔関連の問題を否定するのは誤る。
3.b,c:誤り。b誤り方一定もc声の大きさ一定も、変動しやすい運動障害の特徴に反する。
4.c,d:誤り。d努力性の声質は正しいが、c声量は一定でなく呼吸・緊張で変動する。
5.d,e:正しい。d努力性声質とe抑揚異常は脳性麻痺の運動障害性発話で生じやすい。

覚えるポイント

脳性麻痺の発話は構音だけでなく、姿勢―呼吸―発声―共鳴―プロソディーを連続して評価する。

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