20AM092第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

小児聴覚障害

聴覚障害児の「絵日記指導」について誤っているのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

絵日記指導は、聴覚障害児が実際に経験した出来事を絵、語、文、再現遊びで共有し、早期から言語化する方法です。5歳まで待って開始するものではありません。

解説

絵日記では、子どもが公園へ行った、料理をしたなど共同経験を題材にします。養育者が子どもの注目・身振り・発話を受け止め、絵とともに語や短文を書き添えることで、経験、絵・文字、音声・手話を結び付けます。同じ日記を見ながら出来事を再現して遊ぶと、語彙、文法、時間順序、原因と結果、会話の交替を繰り返し学べます。幼児の言語発達段階に合わせて早期から導入でき、初めは一枚絵と単語、二語文から始め、やがて複数場面の談話へ発展させます。「5歳児から」という固定した下限はなく、年齢より共同注意・象徴理解・興味に合わせます。完成品を書かせることより、親子の相互作用過程が重要です。

選択肢の確認

1.「5歳児から適応」は開始時期を遅く限定しており誤りで、より早期から発達に合わせて使えます。
2.「小児の体験をテーマ」は意味のある語と出来事を結ぶため適切です。
3.「語彙・文・談話学習の教材」は単語から出来事系列まで発展させられる正しい説明です。
4.「養育者が絵に語や文を併記」は経験と言語・文字を対応させる基本的手続です。
5.「再現遊びでテーマを追体験」は内容理解とことばの再使用を促します。

覚えるポイント

絵日記の中心は子どもの実体験と共同想起です。絵や文字を見せるだけでなく、再現遊びと会話を通じ語彙から談話へつなげます。

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