第35回はり師・きゅう師国家試験 出題予想【2027年】過去5,560問のデータで選ぶ頻出テーマと予想問題
出題予想|公開: 2026年8月24日|コクシメイク編集部
はり師・きゅう師国家試験は170点満点で102点以上の絶対基準、直近の第34回の合格率は67.2%でした。収録34回分・5,560問という長期データの照合では、最新回の43.9%が過去問と重なる再出題。30年以上の出題履歴から「また出る」を選び出せる、予想に最も向いた試験のひとつです。
この記事では第35回に向けて、数字が「出る」と示すテーマと問題を提示します。予想問題はこのページを離れずにそのまま解けます(無料・解説付き)。
予想の根拠と方法
この予想は、勘や経験則ではありません。コクシメイクが収録するはり師・きゅう師国家試験の過去問5,560問(34回分)を対象に、次の2つを機械的に洗い出した結果です。
- 出題が途切れていないテーマ — 収録している全ての回で出題され続けている分野。出題基準が大きく変わらない限り、次回も出る蓋然性が最も高いグループです
- 再出題の実績がある問題 — 問題文の語彙一致(Jaccard係数0.42以上)で、異なる回に類似問題が実在するペア。一度「焼き直された」問題は、また焼き直される——その観測事例そのものです
もちろん的中の保証はありません。ただ、収録25,161問の再出題率の実測が示すとおり、国家試験の出題は思われているよりずっと反復的です。「次に出るもの」を当てる最も堅実な方法は、「出続けているもの」を数えることだと考えています。
最新の第34回では、180問中79問(43.9%)が収録過去問と重なっていました。おおよそ3〜4問に1問は過去問の延長線上にある計算です。この層を確実に取ったうえで、残りを頻出テーマの周辺理解で拾いにいくのが、この試験の効率的な戦い方です。
再出題の実績がある予想問題10問──この場で解ける
収録データの中で、実際に回をまたいで「もう一度出た」実績のある問題です。 3回目の登場は十分ありえます。そのままここで解答・答え合わせができます(解説付き・登録不要)。
出題実績: 第26回 26AM3 → 第34回 34AM2 で再出題
あはき施術者の倫理について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師に求められる医療倫理の基本姿勢が問われています。
医療職の倫理では、施術者側の都合ではなく、患者の尊厳、苦痛、意思、利益を大切にすることが基本です。
解説
あはき施術者は、患者の身体に直接触れて施術を行います。そのため、技術だけでなく、患者の苦痛に共感し、安心して施術を受けられる関係を築くことが重要です。
医療倫理の基本には、患者中心、善行、無危害、自己決定の尊重、公正などがあります。あはき施術でも、患者の訴えを丁寧に聴き、説明と同意を大切にする姿勢が必要です。
鍼灸師国試ではここを押さえる
医療倫理の問題では、「施術者の都合」や「利益優先」ではなく、患者の安全、尊厳、苦痛への配慮を選びます。
選択肢の確認
1.施術者本位の施術
誤り。
施術者本位とは、施術者の考えや都合を患者より優先する姿勢です。医療倫理では、患者中心の対応が求められるため不適切です。
2.施術者の利益優先
誤り。
医療職は患者の利益と安全を優先する必要があります。施術者自身の経済的利益や都合を優先することは、倫理的に不適切です。
3.患者家族の要求優先
誤り。
家族の意見を聞くことは大切ですが、患者本人の意思や利益を無視して家族の要求だけを優先してはいけません。基本は患者本人の尊厳と意思の尊重です。
4.患者の苦痛への共感
正しい。
患者の痛みや不安に共感し、適切に対応することは、あはき施術者に求められる倫理的態度です。患者中心の施術につながるため正答です。
覚えるポイント
- 医療倫理では、患者中心の考え方が基本です。
- 患者の苦痛、不安、訴えに共感する姿勢が重要です。
- 施術者本位、利益優先、家族要求の無条件優先は不適切です。
- 説明、同意、尊厳の尊重をセットで押さえます。
この問題のページ: 第34回 34AM2 / 前回の出題: 第26回 26AM3「施術者の倫理について正しいのはどれか。…」
出題実績: 第29回 29AM4 → 第34回 34AM4 で再出題
介護保険制度について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、介護保険制度の基本事項が問われています。
介護保険では、保険者、被保険者、要支援・要介護認定、介護報酬の改定時期を整理しておくことが重要です。
解説
介護保険制度の保険者は市町村および特別区です。被保険者は、原則として40歳以上で、第1号被保険者は65歳以上、第2号被保険者は40歳以上65歳未満の医療保険加入者です。
要介護認定は、要介護1から要介護5までの5区分です。これとは別に、要支援1、要支援2があります。
介護報酬は原則として3年ごとに改定されます。毎年改定ではありません。
ひっかけポイント
「要介護」は5区分、「要支援」は2区分です。合わせて7区分のように覚えると、問題文で要介護だけを問われたときに迷いやすくなります。
選択肢の確認
1.保険者は都道府県である。
誤り。
介護保険の保険者は、都道府県ではなく市町村および特別区です。地域の介護認定や保険運営に関わります。
2.被保険者は75歳以上である。
誤り。
介護保険の被保険者は75歳以上だけではありません。第1号被保険者は65歳以上、第2号被保険者は40歳以上65歳未満の医療保険加入者です。
3.要介護の認定区分は5つである。
正しい。
要介護認定は要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5の5区分です。問題文は要介護の認定区分を問うているため正答です。
4.介護報酬の改定は毎年行われる。
誤り。
介護報酬は原則として3年ごとに改定されます。毎年行われるものではありません。
覚えるポイント
- 介護保険の保険者は市町村および特別区です。
- 第1号被保険者は65歳以上です。
- 第2号被保険者は40歳以上65歳未満の医療保険加入者です。
- 要介護認定は1〜5の5区分、要支援は1〜2の2区分です。
- 介護報酬は原則として3年ごとに改定されます。
この問題のページ: 第34回 34AM4 / 前回の出題: 第29回 29AM4「介護保険制度について正しいのはどれか。…」
出題実績: 第27回 27AM24 → 第34回 34AM18 で再出題
男性生殖器について正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、男性生殖器の構造とホルモン分泌が問われています。
特に、精巣のライディッヒ細胞が男性ホルモンを分泌することは基本事項です。
解説
ライディッヒ細胞は精巣の間質にある細胞で、主にテストステロンを分泌します。テストステロンは男性ホルモンの代表で、男性生殖器の発育、二次性徴、精子形成の維持などに関係します。
精管は精嚢の導管と合流して射精管となります。左右の精管どうしが合流するわけではありません。
前立腺は膀胱の下にあり、尿道の起始部を取り囲みます。尿道球腺は深会陰隙に位置し、骨盤隔膜内そのものと表現するのは適切ではありません。
ひっかけポイント
精管は「左右が合流」ではなく、精嚢の導管と合流して射精管になります。
選択肢の確認
1.ライディッヒ細胞は男性ホルモンを分泌する。
正しい。
ライディッヒ細胞は精巣間質に存在し、男性ホルモンであるテストステロンを分泌します。男性生殖機能に重要です。
2.左右の精管が合流して射精管になる。
誤り。
射精管は、精管と精嚢の導管が合流して形成されます。左右の精管どうしが合流して射精管になるわけではありません。
3.前立腺は膀胱の後面に位置する。
誤り。
前立腺は膀胱の下方に位置し、尿道の起始部を取り囲みます。膀胱の後面に位置するとするのは不適切です。
4.尿道球腺は骨盤隔膜内に位置する。
誤り。
尿道球腺は深会陰隙に位置する腺です。骨盤隔膜内に位置すると表現するのは適切ではありません。
覚えるポイント
- ライディッヒ細胞はテストステロンを分泌します。
- 射精管は、精管と精嚢の導管が合流してできます。
- 前立腺は膀胱の下方にあり、尿道を取り囲みます。
- 男性生殖器では、精巣、精管、精嚢、前立腺、尿道球腺の位置関係を整理します。
この問題のページ: 第34回 34AM18 / 前回の出題: 第27回 27AM24「男性生殖器について正しいのはどれか。…」
出題実績: 第27回 27AM23 → 第34回 34AM24 で再出題
肝臓について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、肝臓の細胞、血流、代謝機能が問われています。
肝臓は、アルブミン合成、解毒、胆汁産生、糖・脂質・タンパク質代謝、熱産生などを担う重要臓器です。
解説
肝細胞は血漿タンパク質であるアルブミンを生成します。アルブミンは血漿膠質浸透圧の維持や物質運搬に関係し、肝機能を考えるうえで重要です。
クッパー細胞は肝臓のマクロファージで、異物や老化赤血球などの処理に関係します。ビタミンAを貯蔵するのは主に伊東細胞です。
肝臓は代謝が盛んで、熱産生も多い臓器です。肝臓へは門脈と肝動脈から血液が入り、肝静脈から流出します。
ひっかけポイント
クッパー細胞は貪食、伊東細胞はビタミンA貯蔵です。肝臓の血液は門脈から入って、肝静脈から出ます。
選択肢の確認
1.クッパー細胞はビタミンAを貯蔵する。
誤り。
クッパー細胞は肝臓に存在するマクロファージで、貪食作用に関係します。ビタミンAを貯蔵するのは主に伊東細胞です。
2.肝細胞はアルブミンを生成する。
正しい。
肝細胞はアルブミンを合成します。アルブミンは血漿膠質浸透圧の維持や物質運搬に重要です。
3.肝臓の熱産生は腎臓より少ない。
誤り。
肝臓は代謝が非常に盛んな臓器で、熱産生も多いです。腎臓より少ないとするのは不適切です。
4.肝臓の血液は門脈から流出する。
誤り。
門脈は消化管などから肝臓へ血液を流入させる血管です。肝臓からの血液は肝静脈を通って下大静脈へ流出します。
覚えるポイント
- 肝細胞はアルブミンを合成します。
- クッパー細胞は肝臓のマクロファージです。
- 伊東細胞はビタミンA貯蔵に関係します。
- 門脈は肝臓への流入路、肝静脈は肝臓からの流出路です。
- 肝臓は代謝と熱産生が盛んな臓器です。
この問題のページ: 第34回 34AM24 / 前回の出題: 第27回 27AM23「肝臓について正しいのはどれか。…」
出題実績: 第26回 26AM37 → 第34回 34AM32 で再出題
a運動ニューロンについて正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、a運動ニューロンの役割が問われています。
a運動ニューロンは、脊髄前角に細胞体を持ち、錘外筋線維を支配して随意運動を実行します。
解説
a運動ニューロンは、骨格筋の錘外筋線維を支配します。1個のa運動ニューロンと、それが支配する筋線維の集まりを運動単位といいます。
運動単位は筋収縮を考えるうえで重要です。細かい運動を行う筋では1つの運動ニューロンが支配する筋線維数が少なく、大きな力を出す筋では支配する筋線維数が多くなります。
錘内筋線維や筋紡錘の感度調節に関係するのは、主にγ運動ニューロンです。
ひっかけポイント
a運動ニューロンは錘外筋線維、γ運動ニューロンは錘内筋線維と筋紡錘の感度調節です。
選択肢の確認
1.細胞体は大脳皮質運動野に位置する。
誤り。
a運動ニューロンの細胞体は脊髄前角や脳神経運動核にあります。大脳皮質運動野にあるのは上位運動ニューロンです。
2.錘内筋線維を支配する。
誤り。
錘内筋線維を支配するのは主にγ運動ニューロンです。a運動ニューロンは錘外筋線維を支配します。
3.運動単位を構成する。
正しい。
1個のa運動ニューロンと、それに支配される複数の錘外筋線維を合わせて運動単位といいます。
4.筋紡錘の感度を調節する。
誤り。
筋紡錘の感度調節は主にγ運動ニューロンの役割です。a運動ニューロンの主な役割は錘外筋線維を収縮させることです。
覚えるポイント
- a運動ニューロンは錘外筋線維を支配します。
- a運動ニューロンと支配筋線維の集まりが運動単位です。
- γ運動ニューロンは錘内筋線維に関係します。
- 筋紡錘の感度調節はγ運動ニューロンです。
- 上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの位置を区別します。
この問題のページ: 第34回 34AM32 / 前回の出題: 第26回 26AM37「γ運動ニューロンについて正しいのはどれか。…」
出題実績: 第28回 28AM68 → 第34回 34AM49 で再出題
帯状疱疹について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、帯状疱疹の原因、発症様式、皮疹の分布、予防が問われています。
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化で起こります。
解説
帯状疱疹は、過去に水痘として感染した水痘・帯状疱疹ウイルスが神経節に潜伏し、加齢や免疫低下などをきっかけに再活性化して起こります。
神経の支配領域に沿って、左右どちらか片側性に疼痛や水疱が出現するのが特徴です。
帯状疱疹はワクチンによって発症や重症化の予防が可能です。高齢者では帯状疱疹後神経痛も重要な合併症です。
ひっかけポイント
初回感染は水痘、再活性化が帯状疱疹です。皮疹は左右対称ではなく、片側性に出やすいです。
選択肢の確認
1.5類感染症である。
誤り。
帯状疱疹そのものを5類感染症として選ぶのは不適切です。感染症分類では、水痘などとの違いを意識します。
2.ウイルスの初回感染で起こる。
誤り。
水痘・帯状疱疹ウイルスの初回感染では水痘を起こします。帯状疱疹は、潜伏していたウイルスの再活性化で起こります。
3.ワクチンによって予防が可能である。
正しい。
帯状疱疹はワクチンにより発症や重症化の予防が可能です。高齢者では帯状疱疹後神経痛の予防も重要です。
4.左右対称性に出現する。
誤り。
帯状疱疹の皮疹は神経支配領域に沿って、通常は片側性に出現します。左右対称性ではありません。
覚えるポイント
- 帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化で起こります。
- 初回感染は水痘です。
- 皮疹は片側性に神経支配領域に沿って出ます。
- ワクチンによる予防が可能です。
- 帯状疱疹後神経痛も重要な合併症です。
この問題のページ: 第34回 34AM49 / 前回の出題: 第28回 28AM68「帯状疱疹について正しいのはどれか。…」
出題実績: 第32回 32AM79 → 第34回 34AM51 で再出題
脳性麻痺について正しいのはどれか。
解説と出題履歴を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、脳性麻痺の定義、病型、合併症、治療が問われています。
脳性麻痺は、発達期の脳に生じた非進行性病変に基づく運動・姿勢の障害です。
解説
脳性麻痺は、脳の障害そのものが進行する病気ではありません。出生前後から乳幼児期までの脳障害により、運動や姿勢の異常が持続します。
病型としては痙直型が最も多いとされます。失調型が最多ではありません。
知的障害を合併することはありますが、精神発達遅滞の程度と運動麻痺の程度は必ずしも一致しません。重い麻痺があっても知的発達が保たれる場合があります。
痙縮が問題になる場合には、ボツリヌス毒素治療が適応となることがあります。
ひっかけポイント
脳性麻痺は「非進行性」です。ただし、成長に伴って症状の見え方や生活上の問題が変化することはあります。
選択肢の確認
1.脳の進行性病変に基づく障害である。
誤り。
脳性麻痺は、発達期の脳に生じた非進行性病変に基づく運動・姿勢の障害です。進行性病変ではありません。
2.病型は失調型が最も多い。
誤り。
脳性麻痺では痙直型が最も多い病型です。失調型が最多ではありません。
3.精神発達遅滞と麻痺の程度は無関係である。
正しい。
脳性麻痺では知的障害を合併することがありますが、精神発達遅滞の程度と麻痺の程度は必ずしも一致しません。両者は別に評価する必要があります。
4.ボツリヌス毒素治療の適応とはならない。
誤り。
脳性麻痺に伴う痙縮に対して、ボツリヌス毒素治療が行われることがあります。適応とならないと断定するのは不適切です。
覚えるポイント
- 脳性麻痺は非進行性の脳病変に基づきます。
- 病型では痙直型が多いです。
- 知的発達と麻痺の程度は必ずしも一致しません。
- 痙縮に対してボツリヌス毒素治療が使われることがあります。
この問題のページ: 第34回 34AM51 / 前回の出題: 第32回 32AM79「脳性麻痺について正しいのはどれか。…」
出題実績: 第32回 32AM70 → 第34回 34AM55 で再出題
乳癌について正しいのはどれか。
解説と出題履歴を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、乳癌の症状、性差、転移、治療の基本が問われています。
乳癌の主な自覚症状として重要なのは、乳房のしこりです。
解説
乳癌では、乳房のしこり、乳頭分泌、皮膚のひきつれ、乳頭陥凹、腋窩リンパ節腫大などがみられることがあります。最も代表的な症状は乳房のしこりです。
乳癌は女性に多い疾患ですが、男性にも発症します。転移しやすいリンパ節は主に腋窩リンパ節です。ホルモン受容体陽性乳癌では、エストロゲン作用を抑える治療が用いられるため、エストロゲン補充療法を行うという記述は不適切です。
ひっかけポイント
乳癌は男性にも発症します。リンパ節転移では頸部より腋窩リンパ節をまず考えます。
選択肢の確認
1.男性には発症しない。
誤り。
乳癌は女性に多い疾患ですが、男性にも発症します。男性には発症しないと断定するのは不適切です。
2.主な症状は乳房のしこりである。
正しい。
乳癌の主な症状は乳房のしこりです。乳頭分泌や皮膚のひきつれを伴うこともあります。
3.頸部リンパ節に転移しやすい。
誤り。
乳癌でまず重要なのは腋窩リンパ節への転移です。頸部リンパ節が代表的な転移先とはいえません。
4.エストロゲン補充療法を行う。
誤り。
乳癌では、ホルモン受容体陽性の場合にエストロゲン作用を抑える治療が行われます。エストロゲン補充療法は乳癌治療として不適切です。
覚えるポイント
- 乳癌の主な症状は乳房のしこりです。
- 男性にも乳癌は発症します。
- リンパ節転移では腋窩リンパ節が重要です。
- ホルモン受容体陽性乳癌ではエストロゲン作用を抑える治療を考えます。
この問題のページ: 第34回 34AM55 / 前回の出題: 第32回 32AM70「乳癌について正しいのはどれか。…」
出題実績: 第12回 12PM81 → 第34回 34AM61 で再出題
手根管症候群の原因とならないのはどれか。
解説と出題履歴を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題は「原因とならないのはどれか。」を問う問題です。
手根管症候群は、手首の手根管内で正中神経が圧迫されることで起こります。原因や誘因として、手根管内圧の上昇、腱鞘炎、浮腫、アミロイド沈着などを考えます。
解説
手根管症候群では、母指、示指、中指、環指橈側のしびれや痛み、母指球筋の萎縮などがみられます。障害される神経は正中神経です。
原因や関連因子としては、肥満、妊娠、糖尿病、関節リウマチ、甲状腺機能低下症、人工透析などがあります。妊娠では浮腫により手根管内圧が上がることがあります。人工透析ではアミロイド沈着により手根管症候群を起こすことがあります。
一方、貧血は手根管症候群の代表的な原因として扱いません。
ひっかけポイント
この問題は「原因とならないもの」を選びます。正答の3は、手根管症候群の原因としては通常扱わない選択肢です。
選択肢の確認
1.肥満
該当します。
肥満は手根管内圧の上昇などを介して、手根管症候群の発症に関連します。原因や危険因子として考えます。
2.妊娠
該当します。
妊娠では体液貯留や浮腫により手根管内圧が上がり、正中神経が圧迫されることがあります。手根管症候群の誘因になります。
3.貧血
正答。該当しません。
貧血は手根管内で正中神経を圧迫する代表的な原因ではありません。この問題では「原因とならないもの」を選ぶため、3が正答です。
4.人工透析
該当します。
長期人工透析ではアミロイドが沈着し、手根管内で正中神経を圧迫することがあります。手根管症候群の原因として重要です。
覚えるポイント
- 手根管症候群は正中神経の絞扼性障害です。
- 症状は母指、示指、中指、環指橈側のしびれが中心です。
- 妊娠、肥満、糖尿病、関節リウマチ、人工透析は関連因子です。
- 人工透析ではアミロイド沈着による手根管症候群を押さえます。
- 「原因とならないのは」では、正答選択肢は原因に該当しないものです。
この問題のページ: 第34回 34AM61 / 前回の出題: 第12回 12PM81「手根管症候群の原因とならないのはどれか。…」
出題実績: 第33回 33AM76 → 第34回 34AM73 で再出題
改訂日本版フレイル基準に含まれる項目はどれか。
解説と出題履歴を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、改訂日本版フレイル基準に含まれる項目が問われています。
フレイルは、加齢により心身の予備能力が低下し、要介護に近づいた状態です。
解説
改訂日本版フレイル基準では、体重減少、筋力低下、疲労感、歩行速度低下、身体活動低下などが評価項目として扱われます。
この選択肢群では、体重減少が該当します。体重減少は、栄養状態の低下や筋肉量減少と関係し、フレイル評価で重要です。
骨量減少は骨粗鬆症、視力低下は感覚機能の低下、認知機能低下は認知症や認知機能評価で重要ですが、改訂日本版フレイル基準の項目として選ぶものではありません。
ひっかけポイント
フレイル基準は、体重減少、筋力、疲労、歩行速度、身体活動を中心に覚えます。認知機能低下は重要ですが、この基準項目としては選びません。
選択肢の確認
1.骨量減少
誤り。
骨量減少は骨粗鬆症の評価で重要です。フレイルと関連はありますが、改訂日本版フレイル基準の項目としては体重減少を選びます。
2.視力低下
誤り。
視力低下は高齢者の生活機能に影響しますが、改訂日本版フレイル基準の項目ではありません。
3.体重減少
正しい。
体重減少は改訂日本版フレイル基準に含まれる項目です。栄養状態や筋肉量の低下を反映する重要な指標です。
4.認知機能低下
誤り。
認知機能低下は高齢者評価で重要ですが、改訂日本版フレイル基準の項目として選ぶものではありません。
覚えるポイント
- フレイルは要介護の前段階として重要です。
- 改訂日本版フレイル基準には体重減少が含まれます。
- 筋力低下、疲労感、歩行速度低下、身体活動低下も重要です。
- 骨量、視力、認知機能は高齢者評価では重要ですが、基準項目との違いを押さえます。
この問題のページ: 第34回 34AM73 / 前回の出題: 第33回 33AM76「改訂日本版フレイル基準に含まれる項目はどれか。…」
このリストの使い方
予想リストの正しい使い方は「この10個だけやる」ではなく、学習の優先順位付けです。
- まず上の予想問題をこのページで解く。正解しても、誤りの選択肢がなぜ誤りかまで言えるか確認する — 再出題は問い方を反転してくることが多いため、正解の暗記だけでは半分しか守れません
- 頻出テーマははり師・きゅう師国家試験の分野別演習で周辺問題までまとめて解き、テーマごと固める
- 学習アプリで解けば正誤記録が残り、間違えた問題だけの解き直しがワンタップでできます(登録不要・無料)
時間が限られているほど、確実に出るところから固める価値は上がります。全体の学習設計は出題傾向分析も参考にしてください。
注意事項
本記事は収録データの統計的な傾向に基づく学習用の参考情報であり、実際の出題を保証するものではありません。出題基準の改定や制度改正があった場合、過去の傾向どおりにならない可能性があります。試験の日程・出願・実施要項は必ず公式発表を確認してください。収録データが更新され次第、本記事の予想も再計算して更新します。
よくある質問
第35回はり師・きゅう師国家試験の出題予想は当たりますか?
ピンポイントの的中を保証するものではありません。ただし実測では、はり師・きゅう師国家試験の最新収録回(第34回)の問題の43.9%が収録過去問と重なる再出題でした。この記事は「全回で出題が続くテーマ」と「再出題の実績がある問題」という、確率の高い側から並べた優先順位リストとして使ってください。
予想問題だけ勉強すれば受かりますか?
いいえ。このリストは学習の優先順位付けのためのもので、出題範囲の代わりにはなりません。予想問題と頻出テーマを最初の足場にして、分野別演習で周辺に広げていく使い方を推奨します。
この予想はいつ更新されますか?
収録データに新しい回が追加され次第、同じ照合方法で再計算して更新します。更新日は記事冒頭に表示しています。